丘付けカフス展開

「丘付けカフス」なんて言葉を、つい先日久しぶりにキキマシタァ~!

「どカジュアル街道」を爆進中の私は、この仕様とは随分と、ご無沙汰デス。

カフスを完全に作ってから、袖口にまつり付けします。

「一手間」加えるとなかなか「品の良いお顔」になりますよ!

まずカフスを袖口にまつり付ける時は袖口から1.0cm下にずらします。

・・・コレ、ダイジ。

袖口ラインにピタッと合わせるのは、あまりヨロシクナイです。

カフスのパターンは袖のパターンを使って作ります。

「カフスの巾分」を、袖口上がりから1.0cm下がった所から取ります。

袖口上がりに対して1.0cm巾の平行線を袖口上がり下側に書きます。

カフスの袖口になります。

カフス袖口に対してカフス巾分で平行線を書きます。

この線がカフスの上端になります。

・・・と、ココまでで一応カフスにはなりますが、

この状態だと、あまり美しくないのです。

図のように、カフスを付けた時に袖から少し離れて浮く感じにした方が

「品良く」見えます!

・・・で、先ほどの方法で作ったカフスを展開して「上のり分」を加えます。

前後それぞれ袖口巾の中心で切り開きます。

 

この時、袖口側より上端側は少し多めに開いた方が良さそうです。

 

・袖口側は「上のり分」

・上端側は「上のり分+浮き分」

・・・と、捉えると良いかもしれませんね。

なので上端側は最低でも5.0mm以上は開いた方がヨイデス。

生地が厚いと8.0mmでも良いと思います。

 

この状態が衿で例えると「裏衿」になります。

「裏カフス」の素材に応じて「表カフス」も展開して行きます。

説明図を見ても分かるように、

カフスの袖口寸は、袖の袖口寸より大きくなっています。

この差寸をいせるような感じで、まつり付けてイクノデス。

 

無理がなく、フワッ!と袖口に乗せるようにして付けると

「品の良いお顔」になるはず!?・・・デス。

なんでもかんでも「同パターン!同パターン!」

「同パターン」をこよなく愛するのもホドホドに!

・・・と、言う事でゴザイマス。